ラジメモ日経+第一

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アレクサンドリア・オカシオコルテスは要チェック!2020年アメリカ大統領選を読み解く!民主社会主義派が優勢か?日経新聞記事解説ラジオが情勢を細かく分析!


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今日のおすすめポイント

  
f:id:buriburimaster2018:20190303164146j:plain:w400:left今日は、日経新聞の記事を解説している『日経新聞を読んで』という番組からご紹介します。2020年のアメリカ大統領選挙に向けて、アメリカ国内ではすでに火花が散っているようです。現在優勢なのは、民主社会主義派らしいのですが、もしそうなった場合は、日本も同じような流れが来るかもしれません。横目でチェックしておきたい記事でした。読むだけじゃ詳しい背景まではなかなかわかりませんので、こんな番組があれば初心者でも理解しやすいですよね!番組登録オススメです!

  



  
~contents~

  
  

ラジオ本編メモ

  

2月21日の日経新聞記事紹介

  
一本目は、2月21日朝刊8面、国際1面から。『アメリカ民主左派系候補が続々、格差是正、気候変動を重視』という記事です。

それでは、小野さんが選んだ日経新聞の注目記事、今週の一本目を読んでみましょう。

◆記事の内容

2020年のアメリカ大統領選で、共和党トランプ大統領の打倒を目指す、民主党で、左派系候補の出馬が相次いでいる。大企業優遇し、地球温暖化にも無関心なトランプ氏に対抗し、いずれも、格差是正や、気候変動対策を重視しているのが特徴だ。これらの政策に関心が高いミレニアル世代が、有権者の中で存在感を増している事情もある。19日に立候補を表明したバーニーサンダース上院議員は、2016年大統領選で、国民皆保険や大学の無償化といった格差是正の政策を主張。草の根で、若年層の熱狂的な支持を得て、ヒラリークリントン元国務長官と接戦を演じた。私の訴えた考えは、今や政治の主流となった。サンダース氏は、アメリカメディアのインタビューなどでこう力説した。サンダース氏の発言通り、2016年には異端視された主張は、今や民主の他の候補の多くが受け入れる。

  

2020年アメリカ大統領選挙には約70%のリベラル派上院議員が出馬表明

  
小野亮さんが選んだ最近の日経新聞の注目記事、今週の一本目、『アメリカ民主左派系候補が続々、格差是正、気候変動重視』を途中までご紹介しました。記事によると、出馬表明した民主党候補者は、リベラル派が目立っているそうですけれども。
  
そうですね。記事には人気があるとされる大統領候補者、7名の名前が挙がっていますので、ちょっと紹介したいと思います。1位はバイデン前副大統領で、2月19日時点ですけども、この時記事の時点では、出馬表明はまだということになってます。非常に人気が高いおじいさんなんですね。で、2位がバーニーサンダース上院議員、そして3位が、カマラ・ハリス上院議員、4位がエリザベスウォーレン上院議員、5位がベト・オルーク前下院議員。この、オルーク前下院議員も、2月19日時点では出馬表明はまだしていなかったということです。そして6位がコリーブッカー上院議員、そして7位がエイミー・クロブシャー上院議員ということで、ほとんど、上院議員が占めるんですけれども、この7人中5人が出馬表明していると。そして、この中で、穏健派と中道派と呼ばれる人はですね、クロブシャー上院議員だけでして。他は、多かれ少なかれリベラル派、左派系と言われています。
  

民主社会主義とは?歴史を塗り替えた若手議員アレクサンドリア・オカシオコルテスも要チェック!

  
人気投票2位のサンダース上院議員、それから、人気投票4位のウォーレン上院議員は、急進的なリベラル派として知られているわけなんですけれども。
  
そうですね。ただですね、実はその、同じ急進的なリベラル派と言っても、中身は全く異なるということのようなんですね。サンダース上院議員はですね、自らをデモクラティックソーシャリスト(民主的な社会主義者)という風に呼んでいます。この、民主社会主義というのはですね、民主主義に基づきながら、実は社会主義を実現しようという考え方で、アンチキャピタリズム(反資本主義)なんですね。で、この民主社会主義という考え方は、2008年の金融危機以降、アメリカで急速に人気が高まったと。そして、前回、2016年の大統領選挙では、サンダース旋風というものを呼び起こしました。
  
そして、実は、その昨年11月、2018年11月の中間選挙ではですね、ニューヨーク州の下院議員選挙なんですけれども、クイーンズとブロンクスの地域で、ベテランのですね、現職共和党議員が負けたと。そして、史上最年少の、わずか29歳の下院議員が誕生したということでも話題になったんですけども、このアレクサンドリア・オカシオコルテスという、ちょっと長い名前の議員が誕生したんですが、この議員が、実はサンダースを引き継ぐような民主社会主義者なんですね。で、この若い議員の誕生によってですね、アメリカにおいて、社会主義というのはある意味悪いレッテルだったんですけども、政治的には致命的だと言われてたんですが、実は、その新しい若い議員の誕生によってですね、社会主義者というレッテルから毒抜きされた、歴史的な瞬間だと言われたんですね。
  

説明責任を持つ資本主義ってなんだ?B corpはすでに34州で法制化されている!

  
一方、ウォーレン上院議員なんですが、同じ急進的左派と言ってもですね、実は、彼女は女性議員なんですけども、自分は、骨の髄まで資本主義者だと言ってまして、民主社会主義者との違いを強調してるんですね。彼女の視点はですね、資本主義は正しくて、それが正しく運営されていないんだと。現実が正しく運営されてないということで、資本主義を修正しようという考えなんですね。そうした考えの表れの一つが、昨年8月に彼女が上院で提案した説明責任を持つ資本主義法(アカウントキャピタリズムアクト)という法案がありまして。これは、下院でも関連法案っていうのが12月に提案されていました。
  
その具体的な内容というのはどんなものなんでしょう?
  
これはやはり、2008年の金融危機以降ですね、大企業がきちっと株主だけを見て経営していると。そうじゃなくて、社会全体を見てですね、経営すべきだという論調が高まってきてまして、それを踏まえて、この法律では、売上高10億ドル以上の大企業に対して、新たに連邦企業チャーターと呼ばれる認証制度というか、資格を取得することを義務付けるんですね。その上で、経営上の意思決定では、株主だけではなくて、従業員をはじめとした主要なステークホルダー、関係者に配慮するように義務付けるというものなんです。
  
実は、アメリカではですね、2006年にペンシルバニア州に拠点を持つ『B LAB(ビーラブ)』と呼ばれる非営利民間団体が、こういった幅広い視点を持った企業経営というものを進めようということでして、認証制度を開始したんですね。で、2007年にはですね、初めて19の企業が『B corp(ビーコープ)』呼ばれる認証を得て、民間なんですけども、認証制度がスタートしていたということなんです。B corpの認証を受けてる企業として最も有名なのはアウトドア用品ブランドのパタゴニアという会社です。その後、これは民間の認証制度だったわけですけれども、2010年にメリーランド州が、州法として初めて、Benefit Corporation(ベネフィットコーポレーション)、訳すとベネフィットのBですから、同じような、B corpと同じような形になるんですけども、ベネフィットコーポレーションという新たな法人形態を創設したんですね。ですから、法的な基盤をきちっと持つように2010年からなってきたということでして、現時点では、34州が法制化しているということなんです。
  

グリーンニューディール法案とは?これが主流になれば日本の企業の価値観も変わるかも?

  
で、話を大統領選の候補者に戻すと、ウォーレン上院議員とサンダース上院議員では、アメリカの社会が抱える格差といったような問題っていうのは共有しているんですけれども、その解決方法をめぐっては、全く異なるアプローチというものが根底にあるということなんですね。
  
追い風は、どちらの方向に向いてるという風にお考えですか?
  
予備戦は、これからが勝負ということなんですけれども、やはり勢いがあるのは民主社会主義のように見えます。サンダース上院議員が提案した、国民皆保険制度法案。アメリカには皆保険制度がないので、これを導入しようという法案なんですけれども、いわゆるMedicare for All(メディケアフォーオール)と呼ばれるんですが、ここにはですね、実はその対立候補であるウォーレン上院議員もスポンサーになっているんですね。それから、先に触れた、民主社会主義の新しいスター、オカシオコルテス下院議員が同僚の上院議員と共に起草した、気候変動環境対策に関する決議案、法律のようなものなんですけども、Green New Deal(グリーンニューディール)法案というものを見ても、流れはですね、民主社会主義にあるようです。
  
今、お話がありましたグリーンニューディール決議案というのは、これはどんな内容になるんでしょうか?
  
今後、10年以内に、アメリカ国内の電源を、全て再生可能エネルギーに変えて行くと。二酸化炭素の排出量をゼロを目指すということなんですね。それから、交通手段を近代化したり、製造業や、農業をでの二酸化炭素の排出量削減していく等等の、様々な取り組みを通じて、再生可能エネルギーというか、気候変動に対応していくんだというものです。それから、気候変動によって被害を受ける市民などがいますので、彼らへの保護政策といったようなものも盛り込んでいくと。医療サービスの保証、雇用創出、あるいは職業訓練、こういったものも盛り込んでいるということなんですけれども。
  
注目されるのはですね、その手段が、先に言ったようにですね、規制による政府の介入とか、インフラなどへの財政支出だけで、その、資本主義に根ざした例えば、インセンティブのメカニズムといったようなものは全くないんですね。完全な社会主義的な考え方で、政府が介入し、お金を使うんだというような考え方になっていると。そんな特徴を持つグリーンニューディールなんですけれども、このスポンサーっていうのが12名いるんですが、半分が、実は大統領選への民主党系からの出馬表明者なんです。サンダース、ウォーレン、ハリス、ギルブランド、ブッカー上院議員らの名前が挙がっています。ですから、民主社会主義的な国民皆保険、あるいはグリーンニューディールといったようなものは、今や、民主党候補者にとっては、予備戦で勝つための最低限必要な通行手形のようになっているという風に言えます。
  

今後の見通し

  
今後の見通しはどういう風にお考えでしょうか?
  
民主党の予備選で今後繰り広げられる論戦というのが、この民主党一つにまとめるものになるのか、それとも、二極に別れるのか。この、民主社会主義系に行ってしまうのか、資本主義の修正というところで留まるのか。これによってですね、実は、民主党の予備選で勝ったとしても、本線でトランプ氏に負けてしまう可能性もあるわけですね。右派と左派の戦いで、真ん中の中道無党派層が取り残されるという事態になると、やはり、現職が強くなりますから、こういった点に注目していきたいと思っています。
  
小野亮さんが選んだ、最近の日経新聞の注目記事、まずは今週の一本目をご紹介しました。2月21日、朝刊8面、国際1面から『アメリカ民主、左派系候補が続々、格差是正気候変動重視』について解説していただきました。
  
  

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番組&パーソナリティ紹介

  


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【放送日時】

  • 番組名…日経新聞を読んで
  • 番組webサイト…http://www.radionikkei.jp/yonde/
  • 放送日…2019年2月28日(木)
  • 放送時間…11:35~12:00

  



  
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プロフィール:みずほ総合研究所主席エコノミスト。<ラジオ日経HPより引用>








http://www.radionikkei.jp/personality/kiwada%20atushi.jpg名 前:木和田 篤(きわだ あつし)
プロフィール:ラジオ日経アナウンサー。出演:中央競馬実況中継、競馬インパクト、聴く日経(水曜)、BSイレブン競馬中継(BS11)など。<ラジオ日経HPより引用>